サイトを構築していく際に構造化の1つとしてマイクロフォーマットなる項目を見つけました。
マイクロフォーマットとは
Wikipediaから抜粋
マイクロフォーマットはHTML(またはXHTML)ウェブページにおける、意味を表現するための小さなマークアップである。マイクロフォーマットには用途ごとに様々なものがある。
現在のHTML標準には記述の意味を埋め込むための構文が備わっている。マイクロフォーマットでは・class
・rel
・revなどのHTML属性が多用される。
通常のHTMLページにマイクロフォーマットを埋め込むことで、ウェブクローラなどのプログラムがイベント情報やレビューなどをウェブページ上から見つけ出すことができる。
要はウェブページにマイクロフォーマットでマークアップデータを付加することにより、サイト情報を提供するという事らしい。
このマイクロフォーマットが何故、注目を集めているかというとSEO的にメリットがあるのではという事です。
SEO Japanさんの記事ですがマイクロフォーマットのメリットについて掲載しています。
マイクロフォーマット&構造化データがSEOにもたらすメリット
マイクロデータとschemaの現状 – 構造化マークアップをSEOに活かすには
サイトにマイクロデータを適用してみる
このマイクロフォーマットをサイトに適用する手段ですがGoogle ウェブマスターツール microdata についてを見てみると
通常のマークアップ
<div> 私の名前は東京太郎ですが、みんなから「東太」と呼ばれています。
私のホームページは、<a href="http://www.example.com">www.example.com</a> です。 東京都港区に住んでおり、エンジニアとして ACME 社に勤めています。 </div>
microdata でマークアップした HTML
<div itemscope itemtype="http://data-vocabulary.org/Person"> 私の名前は<span itemprop="name">東京太郎</span>ですが、 みんなから「<span itemprop="nickname">東太</span>」と呼ばれています。 私のホームページは、 <a href="http://www.example.com" itemprop="url">www.example.com</a> です。 東京都港区に住んでおり、<span itemprop="title">エンジニア</span>として <span itemprop="affiliation">ACME 社</span>に勤めています。 </div>
上記の記述例がサンプルとして掲載されています。
赤文字の部分がマイクロデータの処理を行っているタグになります。
このサンプルを見るとマイクロデータは次のようにマークアップされていることが判ります。
itemtype:http://data-vocabulary.org/Person name: 東京太郎 nickname: 東太 url: http://www.example.com/ title: エンジニア affiliation: ACME 社
このデータが検索の際にスニペットとして表示されるようになるという事です。
ちなみにこの文章の中でマイクロフォーマットとマイクロデータが混在していますが、この2つは広い定義では同じ意味ですが厳密にいうと違います。
その違いですが、
Microformats(マイクロフォーマット)
HTMLに現実のニーズに応じた意味拡張を施すことを目的としており、HTMLのバージョンを気にせずに使えます。
Microdata(マイクロデータ)
HTML5に新たに追加された仕様となりHTMLのバージョンは(X)HTML5のみ使用可。
ここまではマイクロデータとはなんぞやという事を説明してきましたが今回はここまで。
次回はマイクロデータを実際にワードプレスのテーマに適用してみたいと思います。
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