SB Creativeさんからのご厚意で、「Webデザイン・コミュニケーションの教科書」の書籍を献本頂きました。
そこで読んだ感想を述べて見たいと思います。
書籍の構成ですが、次のようになっています。
Chapter 1:デザイナーの役割とは?
Chapter 2:Webデザインをコミュニケーションと考える
Chapter 3:人と人とのコミュニケーション
Chapter 4:視覚とデザインの実践
Chapter 5:ユーザーが使いやすい実装を考える
Chapter 6:スマートフォンのデザインを考える
Chapter 7:Webデザイナーこそ技術を幅広く理解しよう
その中でも参考になった部分を紹介していきたいと思います。
頭の中で考えていることをデザインにする事の難しさ
これは、Chapter4の部分で書かれている部分なのですが、人の頭の中にあるデザインを、実際のwebデザインに変換する作業のむずかしさを述べています。
特に可読性の確保やスペースの使い方など、web特有のデザインスキルについて述べているので、webデザイン作成の際にはかなり、参考になる部分だと思います。
ペーパーデザインから、webデザインに移行する際などにも、参考になると思います。
この部分については、Chapter2-3の部分も参考になります。
ディレクション側とデザイン側とのコミュニケーションの重要性
私はディレクションとデザインを両方行う立場なのですが、どちらかというとディレクションよりの立場です。
どちらかというと、デザインはあまり得意ではないので、自分の知識の範疇で収めてしまいがちです。
また、顧客との折衝は今の職場ではなく、上司や関連部署とのやり取りとなります。
そのような狭い環境の中でも色々とすれ違いは起きるものです。
まして、顧客とのコミュニケーションとなると、いろんな場面が想定されると思います。
それをいろんな事例をシュミレーションしながら説明しているので、かなり判り易くなっています。
実装の大変さ
これを説明するのが一番厄介で、例えば、ある程度、費用を掛ければ出来る事や、予算が無いなりに行えることを同じ土俵の中で説明するのは結構、大変な事ですし、理解してもらう事の大変さも重要です。
また、提供する側がどれだけ、技術を理解しているかによって、説明の仕方も変わってきますし、受け取り側の方の理解も変わってくると思います。
その部分のコミュニケーションが取れているかいないかで、サイトの出来栄えにも影響が出てくるのではと感じました。
コミュニケーションをデザインに落とし込むことのむずかしさ
発注者側の頭の中で描いているデザインを、コミュニケーションを取りながら実際のデザインに落とし込んでいくことも、かなり大変な作業になります。
ここでは、発注者→ディレクション→デザイナーの流れがあり、その流れの中で1つ差異が出てしまうと、終端では大きくずれていくことも多々あります。
まとめ
上記で述べた以外にも色々と気づく点が多く参考になりましたが、私の中での要点を少しまとめてみたいと思います。
- ・webデザイン特有のルールやスキル
- ・コミュニケーション上の理解度の重要性
- ・実装技術を金額ベース、工数ベースで理解して貰うコミュニケーション技術
- ・webデザインはブラウザ上での表現(ペーパーデザインとの違い)
最後に今回、読んだ書籍を紹介しておきます。
webデザインに関わる方には参考になると思います。
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